研究内容

近代日本における植民政策学

from Henry Seebohm, The Birds of the Japanese Empire (1890)


日本において国際関係論の先駆であった分野に、第二次世界大戦前に発展した植民政策学があります。現在、私は新渡戸稲造や矢内原忠雄、東畑精一などの植民政策学者の政治思想および彼らの知的営為の戦後への影響を分析しています。その際に、同時代的な他の帝国における理論家・知識人との知的絡まりを浮き彫りにすることを目指しています。これが私の2冊目のモノグラフ――仮タイトルとしてColonial Policy Studies in Japan: A Global Intellectual History――になる予定です。