研究室紹介
研究の概要
政治思想史の研究者として、知性史(intellectual history)と国際関係論が交わる領域を探究しています。主たる対象は、20世紀のイギリス、アメリカ、日本における帝国や国際秩序をめぐる思想です。また、太平洋島嶼地域におけるポストコロニアリズムおよび脱コロニアリズムについての思想も研究しています。
著書には、The International Thought of Alfred Zimmern: Classicism, Zionism and the Shadow of Commonwealth (Palgrave Macmillan, 2021)があります。これは2016年に提出した博士論文を修正したものであり、世界で初めて国際関係論(IR)講座の教授となった、アルフレッド・ジマーンの帝国・国際主義思想の形成に焦点を当てたものです。また、International Affairsの100周年記念号(2022年)に"Colonial Policy Studies in Japan: Racial Visions of Nan'yo, or the Early Creation of a Global South"を寄稿しました。
<学位>
博士課程:ケンブリッジ大学政治・国際関係学部、クライスツ・カレッジ
修士課程:東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻国際関係論コース
学部:東京大学教養学部文科一類 → 東京大学教養学部総合社会科学科国際関係論分科(当時の名称))
<受賞>
第19回(2022年度)日本学術振興会賞(日本学術振興会)第10回(2021年度)水田賞(名古屋大学)
2017年度社会思想史学会研究奨励賞
2017年度政治思想史学会研究奨励賞
<お問い合わせ>
E-mailをお送りください。